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COOLPIX L15レビュー
私がデジカメを購入したのは実に8年ぶりのことである。

カシオのXV−3というのがいままで使っていたものだが、安さにつられて買ったのはいいが、光学ズームはついていないは、いちいち充電してからでないと使えないはで、いい加減ウンザリしていたのだ(それでも、全部で2万7千円した)。
それだけ愛想を尽かしていたにも関わらずここまで引っ張っていた理由は、一番いいものがほしい、それだけのことだった。
どうせ買うなら、単3電池駆動ができて、10倍以上の光学ズームがついていて、メカニカル手ぶれ補正がついていて、画質がシャープでキレイにとれるヤツというものを求めていたら、今のいままで引っ張ってしまったというわけだ。
はっきり言ってしまえば、ソニーの「サイバーショット DSC−H50」は何で単3電池仕様じゃないんだ!ということになるのだが、待ってられなかった。
そこで、とりあえず手軽に撮れて安いヤツということになり、その条件が、単3駆動できて、メカニカル手ぶれ補正がついていて、光学ズーム3倍位の二万円以下のやつということになったのだ。
カメラを二重に購入するという選択は、お金がない私にとって清水の舞台から飛び降りるような気分であったが、現実私の希望に合うものがこの世に存在しないのだ、仕方がない。
キャノンに心が動いたこともあったが、価格が一万円くらい違う。デジカメサイトのサンプルでは、フラッシュ撮影時の画像がどれもとんでもなく赤が強調されていて、その二つが引っかかってキャノンは見送りになった。
結局ニコンのCOOLPIX L15に落ち着いた。

で、期待通りだったかというと、キャノンほどではないが、やはりフラッシュ撮影時に画像が若干赤くなる。価格の高いもののようにホワイトバランスが同じようになるようには調整されていないようだ。
蛍光灯の場合はキチンと調整されているようなので、できるだけフラッシュを使わないで撮るようにしている。
私は注文した後で価格コムのレビューをつぶさに見て青くなったのだが、エネループを使えない個体があるだの、フォーカスが甘いだの、AFが四六時中動作してジージーいうだのと、どうもあまり好意的なものは少ないようだった。
確かに私のものもAF時に結構ジージーいう。たが撮したもののフォーカスは甘くないし、青空はキチンと澄んで撮れる。
一番不安だったエネループ対応問題も、フル充電して300枚以上撮れるので安心している。
本体は、品切れ寸前の状態でインターネットサイトを探しまくり、ピンクではなくシルバーを手に入れた。購入価格14700円。
メモリカードもそのインターネットショップで一番安いやつで容量の大きいものを手に入れた。2GバイトSDカード850円。
ただこのメモリのせいかどうか定かではないのだが、1枚を保存するのに1秒くらいかかって、そのたびに砂時計マークが表示される。フラッシュを使用していると、さらに遅くなる。お金に余裕のある方は、やはり高速型を購入したほうがよいだろう。
エネループは、単3 2本組みを2個購入した。1組1050円。
届いてから判明したことがある。ソフトケースがついていないのである。
大慌てで、アマゾンで探して購入した。1800円。
総計約20000円。予定通りであった。
この機種については、価格コムのレビューなどで色々取りざたされているが、私に限って言えば当てはまらないことが多く、結局まあよい買い物であった。
キャノンPowerShot A720ISにしていたら、最終的に30000円くらいの出費にはなっていただろう。6倍望遠や、フルマニュアル撮影など、手に入れたい機能はあったが、赤にシフトするフラッシュでは使い物にならない。風景のサンプル画像はハッとするくらいに素晴らしいものが多かったが。
画質については、単に料理のサムネールを表示するために使用しているのもかかわらず、結局画質補正(主に輝度とガンマ補正)をしなければならなかった。だがこの点は、高級デジカメを使っても同じことだ。
悲しいことに、画質補正が簡単に出来て、かつ複数の画像を同じように処理できるソフトがない。
「藤 -Resizer-」が現在では求めているものに一番近いが、各パラメータ数値を手入力しなければならないし、なによりもプレビューができない。この2つ、作者さんになんとかしてもらいたい。できれば、パラメータを変えるときに、リアルタイムプレビューしたい。

数年前くらいまでは、望遠側の画質は満足できるものは確かに少なかったが、どの機種も単3電池駆動できた。
いつの間にかそれらの画質のいい機種のほとんどが、小型化を目指すようになってリチウム専用電池になってしまった。画期的な電池、エネループが使用できなくなってしまったのである。
高級デジカメのリチウム電池ならともかく、小型のデジカメにリチウム電池を搭載しても容量が小さくて、どの道300枚くらいしか撮れないものが多い。
いつもカメラを持ち歩いている人ならばともかく、たまにしか使わないが、使うときは必需品という人種もいることを忘れないでいただきたいのである。
もちろん、どんな充電電池も充電しなければ使えない。が、あらかじめ前の日に充電しなければ使えないというのでは、デジカメの活用範囲が非常に狭いものになるのではないだろうか。思いついたときに撮れるデジカメ、そんな世界があってもいいのではないか。
ええい、面倒だッ。こういいきってしまおう。
大容量リチウム電池を搭載する高級機種以外のデジカメは、法律で単3電池駆動対応品(エネループ対応は当然)のみにするべきである。
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