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ATOK2009体験記
実にひさしぶりにATOKをインストールした。
その昔は、メインマシンには必ずATOKをインストールしていたが、年に何回かOSを再インストールするので次第に面倒になって、我慢しながらIMEを使用していた。
だが最近、IMEがほとんど単漢字変換入力ツールになりつつあって我慢の限界に来ていた矢先に、某サイトでATOKのレビューを見たのをきっかけに、ついに堪忍袋の緒が切れてしまった。
しかし私の持っているのは一太郎10の時代のATOKなのである。XPで使用するとほとんどと言っていいくらいに、言語バーが二重になって表示される。表示されるだけでなく、実際二重に起動されているのだ。
ためしにそれぞれの言語バーをクリックすると、どちらも反応する。
幾度となくこの問題を解決しようとしたが、そのたびに挫折した。
結局最後はコールセンターに問い合わせたのだが、電話の向こうの相手は「こちらでも調査しているのですが、マイクロソフトに問い合わせても問題がわからなくて...」といった内容で、まったく当てにならなかった。
そのことがあったために、「ATOKはもういいッ!」ってなわけで、かなり長い間ATOKから離れていたのだった。
そんなわけで今回試したのは、ATOK2009体験版である。
インストールして最初に試したのはもちろん、言語バーが多重に表示されないかという点だ。
ジャストシステムとマイクロソフトにどのような密約が結ばれたのかは知るよしもないが、言語バーが多重に表示されるバグは解消されていた。
入力フィールドでない場合に言語バーを非表示するオプションは、以前の一太郎10についていたATOKでONにして使っていたが、よく言語バーが行方不明になってそのたびに再表示させるのにとてつもない苦労をしていたので、恐ろしくてONにはしていない。
IE7を表示して入力フィールドに反応しないことが1回あったが、それ以降同じ反応は出ていない。かなり期待しても良さそうだ。
使ってみると、当たり前のことだが長文を入力しても文節を調整することで、ほぼ思い通りの変換をしてくれることが思いのほか便利だ。
だが変換キーの操作に、何となく違和感がある。
違和感のもとになっているのは、いつのまにか慣れてしまったIMEにあることがわかるのだが、変換キーの操作が思い通りにいかなくて、オリジナルの設定ではちょっと歯がゆい。
そのままでも使えるのだが、文節切り替えとかが独自の設定になっているので(もしかすると、オリジナルのATOKの設定はこんなもんだったかもしれないが、どうも思い出せない)、キー設定を自分で登録する必要がある。カーソルキーの←→で長さを調整できるようにするためだ。
一番最初に表示される候補が一番考えられない文字で、自分のほしい候補を表示させるために何ページもスクロールさせなければならないIMEに較べると、この感覚は全くの別世界だ。
価格コムで見るとATOK2009の製品版は約6000円。この秋からは、10マシンにインストール可能なダウンロード販売版が月300円の使用料で提供されるということだ。
マイクロソフトも2年に一回くらいのサイクルで新しいOSをリリースする予定らしいし、何台もPCを揃えている向きには、買い換えを考えれば年3600円は安いかもしれない。
ぜひこの機会に製品版ATOK2009も半額くらいの値段で販売してほしい。
私ももしかしたらATOK2009を購入する日が来るかもしれない。
しかしOS付属のIME、何とかならないもんですかね。
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