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ブルーレイレコーダーはどこへいく
DVDレコーダーを利用し始めて5年程度経つ。そろそろハード的にも老朽化が目立ち始めたので、ここいらで自分もブルーレイレコーダーがほしい。
だが、価格的に私にとってはいまだに高嶺の花だ。1Tバイトの製品は標準価格で30万、価格コムで見ても最低価格14万もする。
ここで問題なのが、私をためらわせているのは価格ばかりではないということなのだ。

いま、DVDレコーダーで録画した場合にどう管理しているかというと、、
    1.DVD−RでDVDに録画する。
    2.ディスクプリンターでタイトルを書き込む
    3.1枚単位にスリムケースに入れる。
    4.50枚単位にハンディケースに入れる。
という形になっている。

単価的には、どうなっているかというと、
    1.DVD−R(バルク50枚)                2500円
    2.スリムケース(50枚)                    1350円
    3.ハンディケース                              700円
    4.ディスクプリンタトナー(120枚)      2000円
DVD−R1枚につき、108円かかっている。

USB2.0接続の外付けHDDなら、1TBでいま1万円しない。
過去に保存したDVDタイトルのいくつかが読み出せない状況になっているので、ディスクというものをあまり信頼したくない状況もあって、できれば録画したものは外付けのHDDに落としたい。
理想的にはどうなるかというと、
    1.DVD−RW(×4)でDVDに録画する。
    2.DVD−Decrypterを使用してイメージに落とす。
    3.ハードディスクに保存する。
という形になるはずなのだ。
DVD−R1枚ということは4.5Gで108円ということだが、HDDなら1TBで10000円とすると、4.5Gで45円だ。バイト当たりの単価が半額なのである。置き場所の問題もある。
個人的には、バイト単価は今の半額の4.5Gで20円くらいになってほしい。でないと、ブルーレイーにしたときにかなりの単価になると思われるからだ。
できれば、DVDフォーマットやブルーレイフォーマットに落とすところも省きたい。DVDレコーダーやブルーレイレコーダーのHDDに入っているものをそのまま外付けHDDに落としたい。
そうならば、ブルーレイーディスクやDVDディスクというものは、単なる映像フォーマットのひとつに過ぎず、常にディスクで提供される必要はなくなるのではないか。レコーダーに提供されるものは、ディスクという媒体でなくともよいのではないかということになる。
つまり、たとえばレコーダーにLANポートを設置し、それを利用してレコーダー内に設置されたHDDデータをそのままレコーダーの外に取り出す利用方法考えられないだろうか。LANポートは、いま導入するのに1000円かからない。
発展系として、LANポートの先にLANディスクがついていれば、大量のデータを再変換の手間なしに保存利用が可能だ。
問題なのが、LANポートは安いがLANディスクは高いという点だ。しかしLANディスクならば、認識可能なサイズまで無制限に増やせる。LANディスクがいまのUSBメモリ程度に安くなってくれれば大歓迎なのだが。
そう、私いまのブルーレイレコーダーに抱いている懸念材料は、外付けの大容量HDDに接続できないという点なのだ。

そこでブルーレイレコーダーにUSBポートをつけるという案はどうか。USBディスクならば、1Tバイトで1万円程度だ。
難点としては、カスケードが難しい点であろう。だが7ポートのハブが販売されているので、7Tバイト程度までは対応可能だろう。

つまり、これからのレコーダーというものに、私は次のようなイメージを抱いている。
1.メーカーにとってレコーダーは、それがDVDであれブルーレイであれその先のフォーマットであれ、保存するフォーマットに映像を変換するだけのものになるのではないか。

2.記憶媒体を外付けHDDとするものになる。
ただし、それにはいくつかのハードルがあり、いま現在安いからといってUSBタイプの外付けHDDを選択するのは将来的に拡張性に問題が控えている。それを回避するためには、最初からLANディスクの形をとることが望ましい、ということなのだ。

3.焼き出しとしてのディスクは必要ないが、ROMディスクとして読めなければならない。かつ映像変換機能と保存出力機能は必要だ。
つまり今後のレコーダーは、プレイヤー機能+映像変換機能+LANポートで構成されるべきだと思うのだ。

いさぎよく自分の開発したフォーマットを捨てた東芝と同じように、いまのブルーレイ陣営が簡単にディスクを捨てられるとは考えにくい。ディスクの開発にかかった経費をすべて回収したとはとてもいえない状況なのではないか。
景気も景気だし、DVDのようにブルーレイが順調に成長しているとはいえない状況もある。
しかし、だからこそいま外付けHDDの道を選択するべきではないのか。ブルーレイ陣営が成長の道を選択している証として。

レコーダーの一部ではあるが、ブルーレイーレコーダーにはDVDレコーダーにない特徴を備えている。録画したタイトル別にフォルダに振り分ける機能だ。
この機能と大容量HDDとの組み合わせで、これまで1ヶ月1回、まる1日かけていた保存作業を大幅に短縮することができるはずなのだ。
ブルーレイ陣営の大英断を期待したい。
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