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カセットとDVD
ノーブランドDVD−Rが大流行のようだ。
ノーブランドDVD−Rは安いが、CD−Rはもっと安い。
つい最近は、50枚で800円というものを見つけたくらいである。
今カセットテープを購入する方がどのくらいいるかは知る由もないが、その昔はノーブランドカセットテープというか、"スーパー"ブランドカセットテープというものがあった時代がある。
スーパーブランドではなくて、"スーパー"ブランドである。
"どう違うんだ?" という方がいらっしゃるであろう。
つまり、"スーパー"のブランドである。超ブランドではないのだ。
"スーパー"、つまり「ダイエー」とか「長崎屋」とかブランドのカセットテープである。
「ダイエーのカセットテープだぁ? ふざけんな!」といわれる方がいらっしゃるであろう。
でも本当だ。現物を持っているのである。
その昔、カセットテープ入門者のわたしにとっては、カセットといえば"スコッチ"か"コロンビア"であった。
ドイツ製もあったが、こいつは全くだめだった。
現在の100円ショップカセットなんか目じゃないほどダメだった。
テープそのものが歪んでいるのである。
ところどころ伸びきって、線のようになっているようなものだった。
いくらテープレコーダーの祖先がワイヤーに録音するものであっても、カセットテープのヘッドでは線になったやつに録音はできない。
少ない小遣いで格安のカセットテープを手に入れたと思ったものもつかの間、カセットレコダーのヘッドそのものがイカレてしまった。
スコッチのカセットテープは良質ものであったが、そのころの私は疑心暗鬼になっていて、"スコッチ"などと日本製でないエゲレス風のネーミングのものを信用する気にはなれなかった。
このときは気づかなかったのだが、"スコッチ"は結構時代時代でプライスリーダー的な存在として売ってきているメーカーなのである(ビデオテープでもすでに撤退しているが)。
"結構使える..."と思って、再び購入しようと思った頃には、スコッチのカセットテープはどこを探しても売っていないという状況になっていた。
そこにでてきたメーカーは、"コロンビア"だった。
その昔のノーマルテープはちょっとノイズが多いが、音は非常にスムーズだった。
スコッチの方が音がよかったが、その頃売っているもので値段の割に音がスムーズなものはこの"コロンビア"だけであった。
ソニーのカセットを買えばスムーズなよい音を手に入れれるのはわかっていたが、小遣いの額がそれを許さなかった。
しばらくたって、中学生の頃に出始めたのが"スーパー"ブランドのカセットテープだった。
そう、その頃家電製品というものは、今のようにヨドバシなどの大型家電店で買うものではなくて、大手スーパーで買うものだったのである。
"ダイエー"カセットテープは、値段の割にかなり使える格安テープだった。
"長崎屋"カセットテープなどは、なんとフェリクロームも出すほどで、どうしても最高品質で録音したいときだけ使う高級テープだったのだ。
残念なことに、長崎屋カセットテープだけは手元に残っていない。
1・2年このような時期が続いた後、どういうわけかこれらは忽然と姿を消した。
その後、私がカセットテープを選ぶとき、購入の基準となるのは音のスムーズさとその値段になった。安いからとといっても、音が澄んでいてスムーズでないものは買わなかった。
安いが高音がシャリシャリするのは富士フイルム。評判の割に高音が全くでず、ボケボケの音がするマクセル。最低価格品の音はスムーズだが、上のランクのADは高音がきついTDK。安心して使えるが値段が高いソニー。
以上のように評価は決まっていたし、頻繁に再確認はしていたのだが、カセットをほとんど聴かなくなるまで、これらの評価は変わることはなかった。
そのなかで、一番所持している数が多いのは、"コロンビア"からブランドの変わった"DENON"であった。
これは"デンオン"と呼ぶ。"デノン"ではない。
現在は"デノン"であるが、その昔は"デンオン"と呼ばれていた。
そのカセットのほとんどは、NHKの"ニューヒット歌謡曲"を録るために使われていた。
高音がきつくもなく、低音だけでボケボケの音になることなく、ノイズが少な目な割には低価格ノーマルタイプは実に格安であった。
つまり、この"デンオン"カセットに"アドレス"のノイズリダクションをつけて、"デンスケ"で録音していたのだ。

私の家でも、メディアはすでにDVDに移行をはじめているのだが、気づいたことがある。
最近、DVD−RWでビデオ用として売られ、中身をあけてみるとGeneral Ver1.1と書かれたものが売られている。が、私のところではRWであるのもかかわらず、1回しか記録できない。当然、外国製である。
私のDVDドライブが壊れているのかと思って、"リコー"のビデオ用−RWを買ってきてみて試したが、正常に何度でも記録できるので、壊れているわけではないようだった。
そのほかに気づいたことは、DVDの−RWや+RWのディスクにポツポツと白い点が出てきて再生できない、あるいは記録できないようになることがあることだ。
DVDの記録型のものは、当たり前のことだが光に弱く、特に西日には全くダメなようだ。
このように、DVDはテープものより、CD−Rよりも取り扱いに注意を要するようだ。
皆さんの家にもそんなDVDディスクありませんか。ご注意されたい。
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