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マンガ今昔(前編)
いい本を集めるのが好きだが、マンガ本を集めることも好きだ。
私の集めているマンガ本は、映画DVD同様、基本的に次の4分類に分けられる。
1.コメディ
2.アクション
3.情熱(熱血)
4.シリアス
今回はそのうちコメディ系の収集作品をご紹介したいと思う。
「スローステップ」は、あだち充先生のスポーツコメディだ。
主人公"美夏"はソフトボールのピッチャーなのだが、そこに幼なじみでボンボンだがとぼけた熱血スポーツマンの"習"と、彼女に惚れ込む高校生最強ボクサーの"直人"や、彼女のコーチにもかかわらず何かとアタックを仕掛ける"山桜"がからんで、話はもっともやっかいなほうへといったものだ。そして最後に彼女を射止めるのは以外にも...
あだち先生の作品はそのぼのぼのとした雰囲気が気に入っているのだが、この作品のとぼけた話の展開は、その後に出てくる傑作「H2」に通じるものがある。
「SWEET三国志」は、私が知っている限りでは片山まさゆき先生の最高傑作コメディだ。
その昔、先生の「ギャンブラー 自己中心派」を全作持っていたが、これも引っ越しの時に処分してしまった。それよりも面白い。
三国志に登場するメンバが、いづれもズッコケキャラで登場する。
三国志を読みたいけど本物はながくてとか悩んでいる方に最高だ。
久しぶりに星里もちる先生のコメディが読みたくなって、オークションで「危険がウォーキング」を買ってしまった。
その昔持っていて何度も読み返したものだったが、引っ越しの際に処分してしまっていたからだ。買い直してからも、各巻2度以上読んだ。
自分の出す汗や涙がニトログリセリンでできているという特異体質の"かえ"と、彼女を支える脳天気BOY"いくろう"、"いくろう"以上に脳天気な"いくろう"の家族が、数々のトラブルに遭遇するという話だ。
最近の星里先生のマンガを読んでいないが、私の知っている限りでは先生の出世作にして最高の傑作だ。
"いくろう"のおねえさん似や、"いくろう"の先生似のキャラが主人公になっているシリアス作品が最近の先生の主流のようだが、先生にはもっとコメディを書いて欲しいところだ。
スペースオペラ系コメディなら、「宇宙英雄伝説」をおいて他にはないだろう。NG騎士ラムネ&40の伊東岳彦先生の傑作コメディだ。
魔法が支配する地球というパラレルワールドにあるグリフィス財団の孫"護堂十字"と、そのグリフィス財団系の高校−恒星高校で発生するハチャメチャな事件を描いたものだ。
この系のコメディのご多分に漏れず、最後の方になるとアクションシーンが多くなって、コメディ描画が少なくなるのがチョット残念。
魔法系といえば、矢上裕先生の「エルフを狩るものたち」もある。
なんといえばいいのだろうか。破壊系コメディとでもいうのだろうか。魔法界に迷い込んだ、女優とカラテ家とコンバットおたく(なんと女性)という設定なのだ。
展開がなんとでもなるが、この魔法界の話というものはどうかいもいいだけに、その語の展開が苦しくなることが多くなるのは残念。
SFもので最後の締めが苦しくなるお話しということでは、「楽勝! ハイパードール」もある。伊藤伸平先生の作品だ。
これも破壊系コメディーに入る。初期の展開はそのもの破壊系で非常に面白い展開を見せるのだが、そのうちに敵のやられ方がマンネリ化して、締めがなくなってしまう。
伸平先生の作品では、芸能コメディの「アップルシンデレラ」がオススメだ。
松本伊代をキャラのモデルにしているということなのだが、アイドルおたくが新人キャラを発掘して売り出すという先生特有のバカ話が軽快なテンポで展開される。
最後にちょっぴりしんみりする先生の最高傑作だ。
ちょっとシリアス系でミステリ系でコメディ系といえば、たがみよしひさ先生の「なあばす ぶれいく だうん」だろう。
有名な作品なので知らない方はいらっしゃらないだろうと思うが、田沼探偵事務所に勤める慢性消化不良だが天才探偵の"安藤"ちゃんと、同僚でバイクや車を走らせるとチャンプだが脳味噌まで筋肉でできている"三輪"くんの探偵物語である。
そこに事務所の主である所長さんや、その娘で事務所の事務をしている"京子"さん、"安藤"ちゃんに惚れて事務所に入ってきたが全く相手にされない"美矢"などがからんで、滅茶苦茶な事件が展開される。ぜひにアニメ化してもらいたいものだ。
一番何度も読みふけったものの中に、吉田聡先生の「ちょっとヨロシク!」がある。これもオークションで買い直したものだ。
天才転校生の羽田礁太郎と、彼の幼なじみのあざさ、彼にぞっこんの静奈ちゃん、彼に間違われた凡才の花田君、高校の番格苺谷、及びそのお供のものたち、彼らの学校長、他校のライバルなど、毎回学校を滅茶苦茶にして暴れまわるキャラばかりだ。なんせ苺谷は礁太郎が目立つとすぐに部を変えてしまう。彼らの部の変貌とその暴れぶりが毎回の読みどころになっている。
それにしても、なにゆえ腹を抱えて笑えるような面白い作品に限って、絶版になってしまうのであろうか。なにか、私は全く納得がいかない。
最近コメディマンガから遠ざかっているので、マンガ喫茶にでもいって新作をあさってくるかなとは思っている。もっともマンガ喫茶に行くと、読んでいる時間よりも迷っている時間の方が長いが...
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