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定期的購入
背広のズボンが苦しい。
さんざん自分で言っていたのに、久しぶりに背広を着たらズボンが入らなくなっていた。
まあ履けないことはないのだが、履いてしまうと全く動けない。悲しい...
体型は年々変わるので、背広は完全に消耗品である。
衣類で定期的に買い換えなければならないものといえば、代表格は靴下だ。
今使っているものは100円ショップものなのだが、3ヶ月どころか1ヶ月くらいで穴が空いてしまう。やはり、1足100円を惜しむと、そういうことになるものらしい。
下着も定期的に購入しなければならないものであるが、思わぬ周期で買い換えなければならないものに、私はシャツがある。シャツといっても、いわいる白シャツではない。
白シャツもすぐに首周りが苦しくなってきて買い換える羽目になるのだが、そうではなくてオフの時に着るためのシャツである。ついこないだも、5年ぶりくらいにシャツを2枚購入した。
オックスシャツといったか、襟がボタンで留まっているヤツだ。
このタイプのシャツは、実は私の好みではないのだが(もともと首が短いので、首が見えないと首なしに見えてみっともないのである。もちろん、丸エリもにあわない)、今まで着ていたイトーヨーカ堂購入の洗いざらしにもっとも似ていたシャツが、これだったのである。
1着2000円也という代物だったのだが、その後イトーヨーカ堂に行ってみたら、いつの間にか洗いざらしシャツを再販していた。
「ふざけるな!」と、私は言いたい。聞いたのである、店員に。洗いざらしシャツというものを売っていないかと...
店員の反応は、「今は売っていない」とのことであった。にもかかわらず、2・3ヶ月後には店頭に並んでいた。嬉しいと思うと同時に、なにか納得できない思いが込み上がっていた。

電化製品で定期的に買わなくてはならないものに、ビデオテープとかDVD−Rとかがあるが、一般的にいって消耗品を除くと携帯電話ということになるらしい。
私は基本的に、電波が届かなくなって通話できないとかいう理由でもない限り、携帯電話を買い換えるという発想が出ないのだが、店頭で見る限りそういう理由で買い換えをしている人を見つけることはまれである。
何か目新しい機能が織り込まれると、"買い換え"ということになるらしい。
ナビなどは便利ではないかとも思われるが、それがパケット代になって自分に返ってくるのが恐ろしい。使った後で請求書を見てビックリ仰天するのは目に見えている。
私は天気を観るときと、メールを受信する以外は極力パケットを使用するのを控えている。
お年寄りなど、サービス無料などと見るとパケット代まで無料になると思っている節があるので、注意が必要だ。
つい最近PHSを止めてケイタイにしたのだが、私は異なる店2店で店員に取りいて、それぞれ2時間ずつ携帯電話本体や基本料、セット料金、パケット代について説明させた。
もちろん、どちらの店でも店員に呆れられたのはいうまでもない。
その昔、電話機のコーナーといえば、固定電話機のことであった(コーナーも充実していた)が、いまはその面影も残っていない。
家電といえば、周期は長いが定期購入しなければならないものに、洗濯機・乾燥機・電子レンジなどがある。
特に乾燥機はすぐに目詰まりを起こすので、買い換え機会の多いものになっているはずだ。
だが、このあいだ家電コーナーに行って驚いた。
なんと、乾燥機が洗濯機の上に付いているというか、洗濯機と乾燥機が別立てになっている商品というものを、ほとんど売っていないのである。ほとんどは一体型になっているのである。
私は30分くらい店内をウロウロして、どうしても見つからなかったのであったが、この事態に気づかず、あやうく店員さんに「乾燥機は売っていないのですか?」などと、トンチンカンな質問をするところであった。
この事実は、私が時間の流れに取り残されて、ほとんど"無知"の範疇になっていることを示していた(ケイタイの説明を延々2時間させたのはいうに及ばず)。
コンピュータの世界でも、定期的に購入するというものがある(らしい)。
自分では考えられないのだが、マザーボードや電源、グラフィックボードなどを新製品が出るたびに購入する方がいらっしゃるというのである。信じられないことである。
自分の場合、コンピュータは長くて10年、短くても最短5年は使用する。モニタなども10年使ってもビクともしなかった。このせいで、時代に取り残されるくらいなのである。
その中で、唯一3年くらいで交換しているものがある。HDDである。どういうわけか、3年くらいで死んでしまうか、容量が足りなくなるのである。
モーターを使っている製品は、通常買い換え時期を持っている。電動歯ブラシ(1年)やビデオ(2年)などである。
だが、ビデオはモーターがいかれて交換するというよりは、ヘッドが死んで交換になるということの方が圧倒的である。生命線が消耗材なので、これはしょうがない。
モーターがなくても定期的に買い換えなければならないものもある。充電池だ。
どう使っても2年くらいでイカれる。
信じられないことだが、このサイクルで充電器も新しくしなければならない。
乾電池の代わりと思って使う方が多いと思われるが、実はこの充電器の費用を考えると、充電池はエラく高くつく。
いまその時期になっているのである。15分で4本フル充電できる充電器が欲しい。
だが6800円はする。困ったものである。
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